子どもたちの文章表現指導を誰にでも出来る一般化理論の構築・えのさんの綴り方日記

十文字の先生方へ・2012.11

十文字の先生方へ・2012.11

十文字大学のお世話になった方々へ
 1年前に人間発達心理学科に席をおき、卒業した娘の父親です。
 娘は、4年間、よい仲間と先生方の温かいご指導で、のびのびと大学生活を満喫しておりました。大学文化祭には、橋下克己教授のご指導で、2年間、学校安全(学校教育での養護教諭の役割を含めた様々な問題の分析をする)の発表の場を設けて下さいました。人前で話すのも苦手の娘がグループの友達と一緒に堂々と話している姿に、親として感動して聞いておりました。ここまで育ててくれた先生方に感謝しております。
 ゼミの加藤陽子准教授には、卒論の指導を事細かにご指導下さったと聞いております。
 娘は、昨年度埼玉県の養護教諭を目指して、採用試験に臨みました。埼玉県の養護教諭の定員は少なく、かなり厳しい挑戦でした。その間、たくさんの先生方に細かな試験に向けてのご指導に感謝します。私の大学時代の同級生の黒瀬任通教授にも、ずいぶんお世話になりました。しかしながら、不合格となり大学を卒業していきました。
 卒業後、大学の(綿井雅康教授)方から、教育現場にいた方がいいというご配慮で、新座市立野火止小学校の支援学級の支援員をお世話いただきました。その間、養護教諭の夢を見ながら、彼女なりに採用試験の勉強もしておりました。今年度は、定員枠の多い東京都の試験に変え、1次試験に備えておりました。大学の方から、採用試験に向けて、予備校さながらの懇切丁寧なご指導をいただきました。1次試験合格後は、2次の面接試験に向けての予備学習を夏休みの貴重な研修日をさいてのご指導でした。娘にも、お盆の最中まで指導してくれて、先生方に本当に頭が下がるねと妻と話しておりました。最近の採用試験の面接は、指導案を書かせて、それについての集団面接と聞いて、ずいぶん大変なことだと感心してしまいました。
 倍率などを考えると、かなり難しい挑戦でした。1次合格後は、もしかしてとかすかな期待をしておりましたが、朗報が届き家族で喜びを味わいました。妻が東京都の教員を、今年度で定年を迎えます。娘とは、入れ替えで、東京の子どもたちの教育に携わることが出来る喜びを家族で感じております。
 昨今、教育現場は大変厳しい問題が生じてきております。社会の動きを反映して、格差社会の中で生きている子どもたちです。満足に食事を取らずに登校する子・親の虐待で心身共に疲れ果てている子・何か問題が起きるとクレームをつける一部の親。そんな子どもたちが少しでも元気になれるよう懸命に働いている教育現場の人たちの苦労等取り上げずに、くだらない事件を大げさに公務員攻撃を続ける一部週刊誌。教育現場で起きている現象を好意的に考えず、マイナス思考で取り上げ、懸命に働いている人々をむしばんでいる一部マスコミにいつも憤りを感じている一人です。
 原発事故で起きている問題を正しく報道しないほとんどのマスコミには、あきれ果てています。将来に夢を持つ子どもたちに、本当に大切なことは何かを、一緒になって考える教育現場の人々に勇気と夢を与える社会になって欲しいと願っています。
 色々書きました。横須賀学長には、宮城教育大学長去る頃に、山形県東根市の国分一太郎『教育』と『文学』研究会に来ていただき、講演をしていただきました。娘が入学した折に、ご挨拶をしようと学長室にお伺いしましたが、お目にかかれませんでした。卒業式の時も、その機会を求めましたが、お忙しくてお目にかかれませんでした。
 手紙を持って、お礼をさせていただきます。ますますのご活躍をお祈り申し上げます。
            2012.11.13

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