忘れえぬ思い出の詩・その8
忘れえぬ思い出の詩・その8
先生のたばこ 小梅小 2年 女子
教室に入ってきたら、
先生が、たばこをすっている。
先生が、おいしそうにすっている。
かぜみたいに、
とんでいくたばこのけむり。
学校でたばこすっていいのかな。
1981年 10月作 「こうめの子」23号より
大学時代から、バスケットボールで体を鍛えていたので、たばこもそんなに吸っていたわけではない。肺の中に入れていなかった。したがって、何となく吸っていたに違いない。しかし、この詩にあるように、まだ吸っていたのである。しかしながら、この詩に書かれてから、たばこを吸うのをやめることにしたのである。子どもにこう書かれてしまったことも、そのきっかけになったのであるが、もう一つの理由は、縄跳びや、マラソンなどをやっていて、息切れが出てくるように感じてからはっきり断念したのである。たばこは体に良くないと言うことがやかましく言われるようにもなってきていた。
ちょうどいいときにやめたと、この詩を書いてくれた彼女には今でも感謝している。