子どもたちの文章表現指導を誰にでも出来る一般化理論の構築・えのさんの綴り方日記

7月24日(土) また一人、仲間が去る

7月24日(土) また一人、仲間が去る

鎌田光子様
 この度は、鎌田篤さんのご逝去に対して、心より哀悼の誠を捧げます。この知らせは、国分真一さんより連絡を受けました。私は、国分一太郎さんの理論と実践を大事に受け継ごうと、国分一太郎「教育」と「文学」研究会の事務局をしている榎本豊と申します。鎌田篤さんとは、日本作文の会の研究会でよくお目にかかりました。
 20代の頃、永易さんがお元気に活躍していた頃、国分さんのお宅の研究会で、ときどきお目にかかりました。また、国分さんが亡くなられたあと山形で「こぶし忌」という会が開かれるときは、必ず鎌田さんがお見えになりました。そのときは、講演者のお話を、いつも前の方に座り、テープをとっていたことを思い出します。あの頃の貴重なテープのことを伺いたかったのですが、今ではそれも叶いません。大変残念です。
 何度かお話を伺った中で、秋田の成田忠久さんの「北方教育」の話をされているときの、生き生きとしたしゃべり方とその自信に裏付けられた内容を話されたときのことが、懐かしく浮かんできます。 
 福島大学で同級生だった杉浦涉さんとは、会えば懐かしく学問的な話を
されていたことを思い出します。杉浦さんとは、同和教育の東京都の作文の審査員をしたときに、3年間くらい一緒でした。
 あれから、50年の歳月が流れたことになります。みんないつの間にか年をとりました。私も国分さんが亡くなった年をもうじき越します。世の中コロナの影響で、研究会も開けません。
 これまでに、鎌田さんが大事にしてくれた「生活綴方」の理論と実践を少しでも継承をしていこうと、心に誓いながら鎌田篤さんのご冥福を心よりお祈りしながら、お悔やみの文章を閉じます。
2021年 7月20日
国分一太郎「教育」と「文学」研究会
事務局 榎 本  豊

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