子どもたちの文章表現指導を誰にでも出来る一般化理論の構築・えのさんの綴り方日記

『作文名人への道』(小学校5・6年生)発行のご案内

『作文名人への道』(小学校5・6年生)発行のご案内 ;

                          2015年4月吉日
 この2年間、この本を作るために、ずっと関わってきた。今井成司さんから、作文の本を作りたいので、一緒にやらないかとお誘いを受けた。ついては、田中定幸さんにも入ってもらい、3人で作ることになった。特に、小学校高学年から、中学生が読んでも参考になるようなことを意識して、編集することに心がけた。お二人は、何冊かの本を今まで出版しているが、私は、このような形の出版は、初めてのことである。何冊かの本の出版は、自分の実践を載せてもらう形で、編集には関わらなかった。しかし、今回の本は、編集方針からすべてを、3人で相談しながら進めていくものだった。教科書から「作文」という言葉がなくなり、「報告文」「意見文」「随筆」などの単元があるが、子どもたちの書きたい意欲をそそるような編集になってはいない。書く題材の選定が、あらかじめ決められてしまっている。どの子にも、発達段階に即して、書く手順が示されていない。子どもたちの書いた作品例が乏しい。表紙の裏には、次のようにわかりやすく、紹介されているので、その文章を次に並べてみる。
☆「思ったこと」は、思った通りに書く。→思ったことを書く力。
☆「ある日の出来事」は、出来事の始まりから順に書く。→事実を書く力。
☆「長い間にわたった出来事」は、ことがらをえらび経過にそって書く。→経過を書く力。☆「知らせたいこと・考えたこと」は、説明するように書く。→説明ふうに書く力。
☆「必要なこと」を説明したり、事実=具体例を入れて書く。→事実を入れて書く力。

「沙季ちゃんか」田舎の祖母の声聞くと電話の向こうの景色が浮かぶ
 この歌を詠んだ沙季さんは、もう30才近くになっている。

参観日帰ってからが心配だ  香菜子
榎さんが優しく見える参観日   浩 章
 こんな楽しい俳句(川柳)を作ってくれた。この句もこの本に載せてある。
 そろそろ本屋に並べられるはずである。子ども向きに書いたので、学校の図書館などに収めて、子どもたちに手にとって読ませたい本である。・読み終えれば、作文が書きたくなる本である。
「作文名人への道」(本の泉社)定価1800円(消費税別)


「作文名人への道」

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