子どもたちの文章表現指導を誰にでも出来る一般化理論の構築・えのさんの綴り方日記

人権作文集会とは

人権作文集会とは

人権集会 十二月の人権週間に向けて(案)研究推進委員会
ねらい 人権尊重の精神を養う。
・人と人が認めあう心を育てる。
・友達の作文を聞いて、友達の思いを知り、自分を振り返る。
・一人一人が大事な存在であることに気づかせる。
どのような指導題目で、働きかければよいか。
 学校生活の中や、家に帰ってからの暮らしの中で、心に強く残ったことを、生き生きと書いてみよう。
・このようなタイトルを、子どもたちにアピールして、できれば、一週間に1~2度ほど日記を提出させるか、一斉指導で作文の時間を持つ。その際に、ここに 当てはまる作品を、いくつか読み上げ、表現意欲・題材意欲を高めるようにする。
・書いてきた作品の中から、比較的良くねらいに当てはまる作品を全員の前で、 読み上げて、鑑賞し、良い描き方、良い見方を全体の前で、指摘してあげる。
・作品は、昨年や、一昨年の人権集会で発表された作品が参考になる。
(その際に裏面の1と2を参考にして、あくまでも、ほめることを大切にする。)
 家庭、学校、地域の生活の中で、家族や友人、隣人など「人と人とのふれあい」の中で、日頃感じていることや考えている事実を書く。(題材)
 この作文なら、どんな題材でも当てはまる。子どもたちが、日々生活している中で、心に強く残ったことを取り上げればよい。
書かせるポイント
 ①出来事の順に、「・・・でした。」「・・・ました。」と出来事の順に過ぎ去っ   た書き方をする。(構成・記述)
 ②文章を生き生きと書かせる大事な八つのキーワード(記述) 裏面参照
 ③出来上がった文章を、必ず読み直しをし、添削追加をする。(推敲)
 ④出来上がった作品を、みんなで読み合う。(鑑賞)
 ⑤子どもの文章を取り上げるポイント 裏面参照
・本当に生き生きとした作品
 子どもたちが、自ら自分の生活の中で、心に強く残ったことを「自分から」選ぶ。(一週間に一~二回、自分の生活を振り返らせること)日記が一番!
1 生き生きとした日記(文章)を書くための八つのキーワード
(1)身のまわりの出来事で、心が動いたこと(ある日のこと)をえらぶ。
(2)したことの順によく思い出して書く。
(3)いつ、どこで、だれが、何をしたのかがはっきりわかる文章にする。
(4)そのとき、自分が話したり、相手が話したりコトバは「・・・。」を使って文にする。
(5)そのとき、思ったり考えたりしたことは、(・・・・。)を使って文にする。
(6)ものの形や色、大きさ、てざわり、においなど五感をはたらかせたことをよく思い出して書く。
(7)そのときの自分のうごきや、周りの様子も書くようにする。
(8)自分がわかっていることでも、読む人が分かるように説明も入れて書く。
2 とりあげるポイント
(1) 書いたことをほめる。
(2) 一つのことを書いていることをほめる。
(3) 題のつけ方をほめる。
(4) めったにないことを題材に選んだことをほめる。
(5) 自分の気持ちを素直に書いていることをほめる。
(6) したことをしたとおり書いていることをほめる。
(7) 聞いたこと、話したことを書いたことをほめる。
(8) まわりの人のことを書いたことをほめる。
(9) いつ、どこで、だれと、どうした話かはっきり書いたことをほめる。
(10)読む人のために説明していることをほめる。
(11)心のはたらかせ方をほめる。
(12)表現技術が生かされていることをほめる。
 十一月上旬~中旬
  人権集会に備えて、このような題目を立て、日記や作文の時間に書かせる。
「学校生活や、家に帰ってからの生活の中で、親切な言葉かけなどで、心温まる気 持ちになったり、逆に傷つくようなことをされて、嫌な思いをしたりすることが あったら、それを思い出して 書いてみよう。」
 表現意欲・題材・構成・記述・推敲・鑑賞として、六~七時間ほど確保したい。
 参考作品としては、昨年・一昨度年の人権集会の作品「研究紀要」二〇〇七~八年 三月
「年刊児童・生徒作文集」10冊(日本作文の会発行・過去十年間の日本中の優れた作文と 詩が掲載)    
「教室で使える作文の本1~6年」(百合出版)「教室で使える日記の本1~6年」(百合出版)
「ないしょみつけちゃった」子ども詩集(東京の子の三〇年間に書かれたすぐれた詩)
 全て、図書室に備えてある。

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