子どもたちの文章表現指導を誰にでも出来る一般化理論の構築・えのさんの綴り方日記

作品4. 勉強中のことで、さらに詳しく調べる

作品4. 勉強中のことで、さらに詳しく調べる
指導題目 学校の勉強中のことで、さらに詳しく調べたくなったら、自分から積極的に取り組んでまとめた文章を書いてみよう。

地球の速さ調べ 五年 男子

 ○○先生は、良く話がそれてしまいます。今日、国語の「宇宙を見たよ」を読んでいるとき、話がそれて、
「地球の動く速さを調べてみれば。」
と言う話になりました。
 午後五時過ぎ、さっそく、地球の公転の速さを調べてみることにしました。
(まず、これだな。)
と思い、「KOKAブック」という本を見てみました。「KOKAブック」は、「子どもの科学」という本の付録で、「惑星と地球の動き」という本の付録で、「惑星と地球の動き」「SI単位系」などがのっています。ぼくは、二十八ページの「太陽系の惑星」というのを開きました。これには、太陽系の惑星の色々なデータがのっています。地球の所は、「赤道半径」「密度」などのらんがありました。でも、「公転速度」などのらんはありませんでした。
(ないなあ。どうしよう。)
と、なやんで別の本を見ようとしました。でも、「太陽からの距離 一億四千九百六十万キロメートル」と書いてありました。
(よし、直径かける円周率で遠州の長さを出して、速度を出そう。)
と、思いました。一億四千九百六十万かける二×三.一四÷三百六十五で、毎日二百五十七万三千九百三十九.七百二十六キロメートル動く計算になりました。ちなみに、毎分四万二八九八点九九五四三キロメートル、毎秒七一四.九八三二五七一キロメートル動くことになりました。
(あっているかな?)
と思い、「宇宙観」という図鑑を見てみました。でも、惑星の大きさなどはのっていたけど、速度はのっていませんでした。
(まあ、これでいいや。)
と思いました。同じ方法で、水星毎日九九万六一九二.二六〇二キロメートル、「毎分一六六〇三.二八七六七キロメートル、毎秒二七六.七二一四六一一キロメートル」均整、毎日一八六万一六三二.七六キロメートル、「毎分三万一〇二七.二一四六キロメートル、毎秒五一七.一二〇二四三三キロメートル」になりました。他の火星、木星、土星、天王星、海王星は、時間がかかるので、やりませんでした。冥王星は、軌道の形が円形なので、計れませんでした。
(軌道は、正確な円じゃないから、ちょっと速度がちがうかな。)
と思いました。時間があれば、千惑星(太陽系)の速度を調べたいです。
 次の日に、日記帳を出したら、先生が、岩田さんの調べた結果を書いてくれました。そこには、毎秒三〇キロと書いてありました。
 家に帰って、調べ直してみると、ぼくの調べたものと、かなりちがっていました。日速は、計算があっていました。でも、次から間違っていました。ぼくが書いたのは、日速わる六十で、分速を出した結果でした。でも、時速が出ないと、分速が出ないことに気付きました。なので、日速わる二十四(二十四時間)で、時速を求めました。結果、時速約十万七千二百四十七キロメートルになりました。次に、分速を出した。時速わる六十分で、分速を求めました。結果、分速約千七百八十七キロメートルになりました。次に、秒速を出しました。分速わる六十(六十秒)で、秒速を求めました。結果、約三十キロメートルになりました。これは、岩田さんの結果と同じでした。
(よし、同じだ!)
と思いました。岩田さんの調べた時速は、十万八千キロメートルだったので、ほぼ同じでした。岩田さんは、インターネットで調べたので、
(やっぱり、直したやつは、正確だったんだ。)
と、確信しました。
 水星と金星の公転速度も、地球の調べ方と同じだったので、日速以外は間違っていました。水星と金星は、がい算で調べ直しました。結果、水星時速四万千五百八キロメートルになりました。分速は、約六百九十二キロメートル、秒速は、十二キロメートルになりました。
(やっぱり、太陽に一番近いから、地球の二分の一以下の速度なんだ。)
と思いました。
 金星は、時速約七万七千五百六十八キロメートル、分速約千二百九十三キロメートル、秒速約二十二キロメートルになりました。
(間違った結果を、気付いて直せてよかったなあ。)と思いました。

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