第13回 国分一太郎「教育」と「文学」実践研究会・ご案内
第13回 国分一太郎「教育」と「文学」実践研究会・ご案内
11月17日(日)に決定。
記念講演 神野 直彦さんに決定 ( 東京大学名誉教授 日本社会事業大学学長)
榎本の小中学校時代の同級生。9年前に、墨田教組の教研集会に記念講演をしていただいた。また、私の最後の社会科の授業にも講師としてきて、忌憚ない話をしてくれたことに感謝している。彼の考えとまったく違った方向に、日本の教育がいこうとしている。
次の三つの著書を推薦する。「人間回復の経済学」(岩波新書)「『分かち合い』の経済学」(岩波新書)「教育再生の条件」(岩波書店)
おしまいに、彼が書いた文の一節を紹介する。
「小泉政権は、『改革なくして成長なし』をキャッチフレーズにしていたが、その真意は『失業と飢餓の恐怖なくして成長なし』というものである。『改革なくして成長なし』とは、『貧困なくして成長なし』と言い換えても良いのである。新自由主義の傭兵たちは、「改革を止めるのか」とたちまち牙を剥く。それは「失業と飢餓の恐怖」を創り出さなければ、より豊かな富を手にすることができないと信仰しているからである。」
「分かち合いの」経済学(岩波新書)
さらにくわしく知りたい方は、「えのさんの綴方日記」の「講演会の記録」を開き、神野直彦を検索する。今から8年前に彼が日教組の教研集会の記念講演をしたときに、私も茨城県の水戸市まで出かけて録音し、そのテープ起こしをした記録である。大変感動的に語ってくれた講演であった。