子どもたちの文章表現指導を誰にでも出来る一般化理論の構築・えのさんの綴り方日記

2月6日(月)『人権教育と生活綴方』

2月6日(月)『人権教育と生活綴方』

 2月3日(金)から2日間奈良県の「人権教育と生活綴方」研究会に3人で出かけた。昨年山形の研究会に大阪のメンバーが10人も来てくれたので、そのお礼もかねて出かけた。東京駅を8時3分の「ひかり」に乗り、京都駅に着くのに、40分遅れた。ちょうど岐阜羽島から、京都に行く途中の関ヶ原近くは、雪がたくさん舞っていたので、徐行運転であった。京都から近鉄線に乗り換え、特急と急行を乗り継いで、「前栽駅」からおりて、5分くらいの所にある小学校が会場であった。若い女の先生の「生活綴方」(作文)の授業を参観し、その後は、協議会に出た。熱心に討論がされていた。1日目は、「前栽駅」の次の「天理駅」近くの温泉付き宿舎に泊まった。夜の7時からの懇親会は、奈良県以外に大阪、三重、高知、福岡、兵庫、などからの参加者が複数来ており、宿泊者は、30人を超えていた。東京から来てくれたと言うことと、国分一太郎の研究会をしているメンバーなので、熱烈に歓迎してくれた。おいしい酒も飲み、いい交流が出来た。2次会は、さすがに遠慮させていただいた。しかし、一緒に出かけた田中さんは、次の日の3時近くまでつきあっていたと言うから驚いた。朝は、温泉に入り、体をすっきりさせてから朝食を取った。午前中から午後にかけて、4人の方の実践報告があった。それぞれ中味の濃い内容であった。とくに2番目に報告された矢野さんという方は、中学の英語の教師である。その方が、生活綴方を実践されていると言うことで、びっくりした。国分さんも「君人の子の師であれば」の本を書かれているが、主に小学校教師向けの本である。もちろん中学・高校の教師が読んでも、参考になる内容でもある。その国分さんも、中学の教師にも「生活綴方」を実践することが大切であり、子どもとより深いつながりが持てると生前の時から言われていた。その本が「君、中学校の師であれば」という項を増やして、「君人のこの師であれば」の本の終わりに追加して出された。国分さんが生きておられたら、矢野さんの実践には、頷きながら聞かれたに違いない。

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