子どもたちの文章表現指導を誰にでも出来る一般化理論の構築・えのさんの綴り方日記

12月5日(土)再び鈴木さんの熱意のあるメール

12月5日(土)再び鈴木さんの熱意のあるメール

榎本さん
 本日の会、ご苦労様でした。
 また、こちらの情報、お役に立つとのことでありがとうございます。
 高田弁護士の本も「公訴事実」(検察官の訴え)と「証拠調べ申請」(高田弁護士が誰をなぜ証人として呼ぶかの訴え)部分は、コピーしてこなかったので、そこも含めて全文コピーしておけばよかったかなぁと、今になって反省しています。
 「近いうち」の件、たぶん大丈夫です。またご連絡下さい。
 私の旅立ちはもう少し先ですが、私の準備は(荷物を詰めるだけ)というのではなく、自分が納得するまで調べないと気が済まないので、時間がかかるのです。ひとつのことを調べ、疑問がわくと、またそれについて調べないと気が済まないのです。
 特に、初めてのところ(どこも初めてですが)は、ネットで調べ、映像や、本、資料などを集め、何が必要か、どういう準備が必要かをチェックするには長い時間がかかるのです。そして、ひとつのことに集中すると、他のことを振り向いている余裕がなくなってくるのです。
 私は友人知人20人ぐらいにあの冊子を送りました。関心の持ち方も人さまざまですね。
 電話で感想言ってくれる人、メールで送ってくれる人、何も返してくれないけど、そのうち会ったら言ってやろうと思っている(たぶん)人、さまざまですね。
 鹿児島で郷土史説明のボランティアをやっているYさんは、旅で知り合った後、繋がりを持っている人です。電話で返してくれました。
 何に強く反応したかというと、最後の子どもの作文「ナット売り」だったそうです。オレはどうも涙腺が弱くて、ああいうの見ると涙が止まらなくなっちゃうと言っていました。
 そして、自分のオヤジは満州からの引き揚げ者で、シベリア抑留され、3年で返されるところを医者だと分かり、4年に延ばされた。でも、その当時の話をほとんどしてもらってなかったと語ってくれました。
 私のもと同僚Sさんは、メールで「高田弁護士が教職員組合について指摘しているところが本当に心痛い」と、次のように書いてくれました。
 「先日は綴り方連盟事件のレジメありがとうございました。何度も読み返しました。
高田弁護士の人間性に触れ胸が熱くなりました。教職員組合について書いてあるところは本当に心痛く、自分もあの仲間だろうなと思い胸に骨が刺さっているような気がします。
 日本でも、世界のあらゆるところで今もこのような思想弾圧が行われているのだろうと思います。
 北海道に調べに行く鈴木さんは本当に凄い。ただただ感動です。」
 同じもと同僚Nさんは山形出身。Nさんの父が教頭をしていたことを初めて聞いた。
 たぶん国分さんのことも知っていただろうという。自分が小さいときにオヤジは亡くなったので、どんな教育をしていたのか、その当時のことを聞いてみたかったと言った。
 そして昭和21年、自分が中学入ってすぐ数学の先生が突然辞めることになった。挨拶はあったが、あれはレッドパージのときだったんだなと、電話で語ってくれた。
 私はNさんに佐竹さんの「獄中メモは問う」と高田弁護士のコピー本を送った。
 同じもと同僚のOさんは、「三浦綾子記念館」にも「横浜のライブラリー」にも行ったことがあると、旅先の与那国島から連絡してくれた。
 「昨日まで石垣島。今日は与那国島にいます。明日、帰宅の予定です。あいにくの雨で、景色を送れなくてすみません。
 さて、今回も驚きのお話を教えてくださり、ありがとうございました。とことん調べる探究心にはいつもながら感動します。
 塩狩峠の小さな三浦綾子記念館(名称は正確に覚えていませんが)には行ったことがあります。
 ドラマは見てみたいと思いました。(横浜のライブラリーは、二回くらい視聴したことがあります。)」
 旅で知り合った和歌山に住むFさんからは、レポートのお礼として
 「どうして北海道に行かれたのかが大変よく分かり、また、一応の知識として「戦前の綴方連盟事件」は知っていましたが、本当にアウトラインのみでした。
 鈴木さんが話されているように、当時の「治安維持法」がいくらでも拡大解釈されていたように、「特定秘密保護法」も「安保法」も同様なことが起こる可能性がある!! だから、私たちは反対しているのですよね。(再確認でした!!)
 でも、鈴木さんの探求心はすご~いですネ。
 札幌中央図書館まで探して、行かれたのですから。
 やっぱり理科小の先生ですね。ぐいぐい奥へ奥へと…、深く、深くです。」
と、お手紙を頂いた。
 ニューギニアに住むMさんは、一番最初に感想を送ってくれた人だ。
 私がニューギニアを旅したとき、トレッキングガイドをしてくれた人だ。
 そして、私が北海道に行く途中にメールが届き、やりとりをしたので、あのレポートをPDFファイルで送った。
 「鈴木健治さま
 いや〜、実に興味深かったです・・。
 まさに、今のこの時期にぴったりですね。
 私も、獄中メモは問うー機会があったら読んでみたいです。
 三浦綾子は、塩狩峠、氷点は読んだことありました。
 どれも、衝撃的なものが多いですね・・・・。自分だったら、どうするんだ?という問いを投げかけられます。
 銃口は読んだことがないので、それもまたぜひ読みたいですね。
 しかし、鈴木さんのその行動力には、驚かされます。
 また、それをレポートにされてまとめ上げるのもすごいですね!!
 人の出会いもそうですが、本もまた一つの出会い、そこから、いろいろ広がっていく世界が感じられます。
 ほんと、鈴木さんのその、好奇心と行動力には、感服します。
 私もそうでありたいと思わされました。
 本当にありがとうございます!
 また、このチケットの安さも驚き!これは、これからも有効利用するしかないですね(笑)
取り急ぎ、感想まで。」
 Mさんの感想と熱意に打たれ、佐竹さんの本と、三浦綾子の「銃口」、高田弁護士のコピー本をEMS(国際スピード郵便)で早速送ることにした。ニューギニアでは、なかなか日本の本も手に入りにくいだろうと思ったからだ。
 11日後、本はニューギニアのゴロカに届いた。そして、Mさんからのメールが届いた。
「 無事届きました!!!
 鈴木健治さま
 無事、ご本届きました!!
 沢山のご本と、あと、コピーとおっしゃっていた綴方連盟事件、なんか製本されてますね?
 鈴木さんがしてくださったんですか?? 本物の本が送られてきたのかとびっくりした次第です。
 貴重なご本、また、わざわざ購入していただいたのでしょうか?
 お時間がかかると思いますが、読み終わった暁には、感想を送らせていただきます。
 多分、鈴木さんがお忘れになった頃になると思います。。。。
 それも、鈴木さんのようなきちんとしたレポートではない、メモ程度で(笑)・・・
 たまたま、パプアニューギニアにいらっしゃって、一日ご一緒しただけなのに、いろんなところの旅レポートを送っていただいて、なんか私も旅行している気分です。また、今回は、沢山のご本まで送っていただいて。。。。。
 私が読みたい、読みたいと連呼したためですね・・・、すいません。
 なんか、ここまでしてもらって申し訳ないです。
 本当にレポート楽しく拝見させてもらっているのです。
 人との出会い、本当に有難いです。
 日本は、寒くなったでしょうが、どうぞお体に気を付けて、良い年越しをお迎えください。
 取り急ぎ、お礼まで。」
 人と人の出会い、繋がりは本当に有り難いことだ。
 2015.12.05 鈴木 健治

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