子どもたちの文章表現指導を誰にでも出来る一般化理論の構築・えのさんの綴り方日記

2月18日(月)『綴り方フォーラム21に参加して』

2月18日(月)『綴り方フォーラム21に参加して』

 2月15日(金)~16日(土)の2日間、大阪に出かけた。それは、半年以上前に、依頼されていた『人権教育と生活綴り方』研究大会への参加であった。今年で4回目になる。大会テーマは、「すべての子に確かな現実認識と『生』をきりひらく表現を」になっている。こういう研究会に,大阪府教育委員会・池田市教育委員会が「後援」していることである。100人以上の参加者があった。遠いところでは、福島市から2名、福岡県から9名、東京から3名、石川県から6名、高知県から10名近く、その他近辺の奈良県、三重県、滋賀県等からの参加者が多かった。地元大阪からの参加者が、一番多かった。   1日目は、池田市立呉服小学校での公開研究授業と「推考」についてのシンボウムがあった。授業は、推考の授業であった。4年生と2年生の2クラスであった。一緒に出かけた、田中さん日色さんと相談して、分かれて授業参観をした。私と日色さんは、4年生の方にむかった。新任2年目の男性の教師が、子どもたちと生き生きと推考の授業をしていた。書き直す前の作品と推敲したあとの作品を比較して、その違いを比べている。参観後、さわやかな気持ちになった。
 開会行事のあと、シンボウムが始まった。本日の授業者1名(低学年)と、地元大阪、高知、東京からそれぞれ1名のものが壇上に上がった。私は東京代表であった。テーマは「推考」についてであった。最初それぞれが、推考についてのそれぞれの思いを語る。事前の打ち合わせで、司会の松尾さんから、5分くらいしゃべって欲しいと依頼があった。何か作品を元に話し合うと考えていたので、何を話すか戸惑ってしまった。「新しい綴方教室」の中で、国分さんが「概念砕き」のことを丁寧に書いている。これこそ「推考」に繋がる考えの基になっていると考え、そのことを中心にしゃべった。特に、国分さんが亡くなって10年経って、日高六郎さんが、フランスから見えて、国分さんの「概念砕き」は、革命的な言葉であると言ったことも引用させていただいた。あとは、その日の授業で扱われた作品の分析に触れて、推敲後の作品が優れていることを具体的に述べた。何とかお勤めを済ますことができた。夜は、50名くらいの人たちと賑やかに交流会が持てた。

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