2月25日(木 )鈴木健治さんの執念、再び
2月25日(木 )鈴木健治さんの執念、再び
「旅したパタゴニアは、地球の何億年という歴史を凝縮したような美しいところでした。氷河が長い時間かけて作り出す山々や、湖、大地。そして、そこに住む生き物たち、高山植物、手つかずの自然がそのまま残されていました。」
鈴木健治さんから、こんなメールが届いた。さっそく、旅のアルバムを、音楽入りで見ることができるメールが届いた。そのあとで、郵送で、アルバムも含めた旅日記のようなものが届いた。すぐに見て、その自然の美しさに感動して、感想を入れて、メールで返した。小学生の時に映画で見た、ウオルト・ディズニーの「砂漠は生きている」の映画を思い出したので、そのことに触れて、メールを送った。その後、日にちを調整して、会うことになった。その日が、2月24日〈水〉の夕方だった。そこで旅の話も含めて、色んな話で盛り上がった。
膨大な記録簿
その時に、彼がいつも記録している、日記帳のようなものを見せていただき、たまげてしまった。とにかく、何でも記録してある。自分で記録したものは、すべて書いてある。また、相手にメールをして、その返信が来たならば、そのやりとりもきちんと記録して貼ってある。とにかく、ありとあらゆるものが、そこに記録してあるのだ。なにしろ、現役時代もそのような記録をとっていたと言うことだ。つまり、教務手帳のように、日々の授業の反省や、教材研究などもすべて記録していたそうだ。
しかし、退職してからの方が、その記録が、大変な量になっているとのことである。実物を見てたまげてしまった。大学ノートが、色々なものが貼ってあるために、電話帳のように分厚くなっていたのだ。この1年間で、その厚さになってしまったとのことである。彼の几帳面さが、その1冊に凝縮している感じがして、ビックリ仰天であった。
「砂漠は生きている」との対面
そのあと、私がメールで送った、「砂漠は生きている」のDVDを購入して、榎本さんが感動した映画を見てみたかったと言うことで、それを目の前で見せられた。その映画は、私が、母に連れられて、北浦和の映画館で見たものであった。特に最後の、砂漠に咲くサボテンなどの花が、つぼみから花が開いていく様子を見て、その天然色映画が、やっと流行りだした頃なので、強烈な印象として残っていたのである。さっそく、その「砂漠は生きている」のDVDを借りて、今日見た。私が、感動した場面は、最後の方に出てきた。それにして、白黒映画が中心だった頃に、あの総天然色映画を見たので、それだけ印象深かったのだろう。50年ぶりに見た懐かしい映画であったが、あの時に見た感動はなかった。それにしても、鈴木健治さんの執念を、また見せつけられた一夜であった。3月22日からは、今度は、エベレスト近くの山に挑戦するそうだ。無事帰ってきて、また、感動を、私に伝えてほしい。