子どもたちの文章表現指導を誰にでも出来る一般化理論の構築・えのさんの綴り方日記

2020年9月

2020年9月

9月17日(土) 豊島作文の会方針案?

2020年度豊島作文の会 方針案と年間計画
   はじめに
*新型ウイルスの発生
 中国の武漢で発生した新型ウイルスコロナは、今や世界中に広がり、日本にも大きな影響を与えている。しかし、振り返ってみると、すべてのことが後手後手に終わっている。コロナの初めての報道は、昨年の12月31日である。1月8日から目立ち始め、1月25日は活発化し出す。1月24日から1週間中国は春節で、長期の休みが取れる。習近平が日本に5月に来日することも影響し、中国からの旅行者を受け入れていた。ちょうど、北海道は雪まつりに当たる。大勢の中国人が、日本中に見えた。1月24日にクルーズ船が、横浜に着く。感染者がいたことがわかり、下船することをストップさせた。その間に、管理が適当だったこともわかり、ものすごい勢いで感染者が増えていった。雪まつりが終わってから、北海道の感染者が異常な数で増えた。その頃は、オリンピック開催のことで、コロナは二の次だった。しかし、間違いなく感染者は、東京を中心に増えていった。

突然の臨時休業宣言

 2月27日、安倍総理は突然、「全国全ての小学校、中学校、高等学校、特別支援学校について、来週3月2日から春休みまで、臨時休業を行うよう要請します。」と発言した。専門家の意見も聞かず、自分の判断だと話す。子供たちの感染者は、全く出ていなかった。また、岩手県を始め、感染者が0に近いところもすべて一緒の判断だ。卒業式などの予定したすべての行事がなくなった。3月24日、さらに、オリンピックの延期を決めた。その報道が決まった次の日、都知事の小池さんは、急にコロナ感染者の数字を発表した。その間に、有名人の志村けんさん(3/29)や岡江久美子さん(4/23)が亡くなっている。
 その頃、37度5分が4日以上続いたら病院に連絡するようにと解釈していた。その間は、自宅待機という理解であった。
 5/12新型コロナウイルス対策の陣頭指揮を執る加藤勝信厚生労働相のそのような考えは、誤解であると発言した。多くの人が、おかしいといい、あとから加藤は陳謝した。

密をさけ外出控え

 「外出時は、マスクをして出かけましょう。」「密のところは避ける。」
等と言うことが言われ出した。しかしながら、そのマスクが、ほとんど手に入らない。マスクの輸入は、ほとんど中国に頼っていた。その中国が、国内感染者が増えたので、日本への輸出は出来なくなった。
 政府の何もしない政策にしびれを切らした全国の知事が、4月2日 新型コロナウイルス感染症に打ち克つために ~日本と地域を守る全国知事会宣言を出す。慌てた政府は4月8日 「 打倒コロナ!危機突破宣言」、「「緊急事態宣言」を受けての緊急提言」の決定をした。その間、感染者の数はおさまらず、増える一方であった。

お盆も自粛と言いながら「Go To キャンペーン」

 安倍晋三内閣総理大臣が5月4日に、新型コロナウイルス感染症に関する緊急事態宣言を5月末まで延長することを決定した。国民の多くが密を避け、家にいるものが多くなった。全国の感染者の推移を見ると、4/30日頃から、下がりはじめ、5/30~6/30の間は、かなりおさまりつつあった。そのときどんな改善策がとられたのかは、全くわからない。5月25日に新型コロナウイルス感染症の緊急事態宣言が解除された。7月になり、赤羽国土交通相は10日の閣議後記者会見で、政府の需要喚起策「Go To キャンペーン」の旅行・観光分野について、今月22日から始めると発表した。その中で、東京都がおさまらないので、除外とした。人混みをさけて、出かけるな、お盆もさけよ!帰ることは見合わせているときに、言い出した。参院予算委員会で立憲民主党の杉尾秀哉議員はキャンペーンの結果、感染が拡大した場合「誰が責任を取るのか」と追及。

突然の辞任会見

 9月も終わりにかけての現在、感染者の数は一向におさまらない。この間、安倍総理大臣の説明は、国会も開かず国民はあきれていた。不支持率は、過去最高になった。そして、8/28日の夕方、安倍総理の突然の辞任会見が行われた。13年前の持病である潰瘍性大腸炎が悪化したとのことだ。ネットでは、これが本当の理由ではないと、様々な憶測がでている。森友・加計問題、桜を見る会、公文書書き換え問題、近畿財務局職員の赤木俊夫さんの自殺と奥さんの裁判の訴え、河合法務大臣夫妻の選挙違反で裁判の開始、コロナ感染病への対応のまずさなどが影響し、支持率がどんどん下がる。やる気を失ったんだという人もいる。

派閥政治の復活

 次の総理は誰だ?派閥政治の復活。自民党員も蚊帳の外。ましてや、一般の国民は、民主主義はなくなっているとうんざり見ている。マスコミは、早速新しい候補者に忖度した情けないインタビューをして、持ち上げている。3人の会見の中で、菅候補者のが、予想はしていたが一番がっかりした。「安倍総理を持ち上げ、達成できなかったことを引き継いでいく」とのたまった。案の定、森かけ問題などは、これ以上踏み込まないと断言した。それはそうだろう、一緒になって疑惑の問題を踏み潰してきたのだから。もう、この総理大臣には、何の期待も持てない。
 それにしても会見のときの新聞記者の質問にいつもがっかりする。いい疑問点を出して聞いているのだが、それに対する答えが不満でも、再質問や意見が出来ない仕組みになっている。次の日の新聞を読むと、勇ましい見出しが並ぶ。菅会見に期待なし!社説やコラムも、鋭い指摘が並ぶ。そんなら、会見のときにもっと鋭い質問をすればいいのにと感じる。そんな中で、東京新聞の望月いそ子さんは、するどい質問をしていた。彼女は、菅官房長官のとき、大臣付記者だった。そのとき、いつも質問しているときに、司会者が邪魔をして、「短くして。」「結論を。」などと妨害をされていた。最後は出入り禁止にされた人物である。その彼女が、「今日の会見は、誰も司会者からの妨害もなく進められた。今後も、このように記者会見をするのでしょうか。」やや長めの質問が続いたときに、菅の目のあいづで、司会者が、「長いのでまとめてください。」と意見していた。

マスコミの忖度

 最近のマスコミは、菅候補者のことを、秋田県のイチゴ農家に生まれ、高校卒業後、就職で、上京し段ボール工場で働き出した。その後、横浜市議を経て、苦労して国会議員になったと。2世・3世議員と違い、たたき上げの議員であると、彼を持ち上げている。安倍政権時代官房長官として、数々の負の遺産の追求に際して、中心になって踏み潰してきた張本人である。

国民の知る権利を侵害

 それにしても安倍政治の12年間で、反民主的な法律が、次々と強行採決された。教育基本法の改悪〈2006年12月〉新安保法案の成立
〈2015年9月〉共謀罪の成立〈2017年6月〉。
また報道機関への巧妙な攻撃(菅総務大臣も絡む)もすごかった。「NHKクローズアップ現代」の国谷裕子さんの降板(2015年)「報道ステーション」の古賀茂明コメンテーターの降板〈2016年〉「(NEWS23」の岸井成格の降板〈2018年〉自分たち権力者に都合の悪いことを報道するものは、番組司会者やコメンテーターが消えていった。「民主主義指数ランキング」では、24位に後退している。3年前あの都議選の最終日、秋葉原駅で安倍総理の演説がはじまった。そのときに、「安倍やめろ」のコールがどこからともなく起き、その輪が広がった。そのときに安倍総理は「皆さんこういう人たちには負けるわけにはいかないのです。」と同じ国民なのに差別発言をした。その発言が、大きな問題になった。その反省からか、安倍の演説会には、警察官が大量に配置され厳しいチェックが行われるようになった。昨年の参議院選挙で、安倍総理が北海道札幌で演説中「安倍やめろ」とやじった青年に警察が数人で囲み、その場所から排除した。そのときに、他にも何人かの人が排除されている。「組織的な思想弾圧」と主張。北海道のその青年は、請求棄却求める裁判を起こしている。

野党よまとまれ

 受け皿になるべく野党が混乱している。玉木民主党党首は、自身が合流に積極的でなかった。責任をとって、辞任すべきである。何やら、新党を14人をまとめて結成した。今後は、すべての野党は、合流に向けて、努力すべきである。れいわ新撰組のエネルギーを、取り込まなければならない。
 自民党支持者の3割で、7割の議席確保。小選挙区制が続く限り、この現象は変わらない。野党が強くならない限りは、悪政は止められない。

嘘つきは泥棒の始まり

 安倍政治は、差別と分断の強行であった。たくさんのウソを平気で連発してきた。一番のウソは、オリンピック招致のときの演説である。福島の原発事故の汚染水は、「アンダーコントロール」されていると世界中に発信した。未だに解決されず、汚染水は1日150トン以上のペースで増え続けている。汚染水をためておくタンクが、2022年頃には、満杯になるという。その前に薄めて、海水に流そうという考えまで出てきている。桜を見る会の前夜祭の5000円の領収書問題。1万2000円が相場だと言うが、5000円で行った。1人1人に領収書を配ったというウソ。それが本当なら、明細書を見せればすぐに明らかになるが、それをしない。ウソがばれるからだ。国民は、みんなそれをウソとみている。裁判を起こそうとしているが、それを取り上げるかどうかは、わからない。検察が動いて、ホテル側に明細書を出させれば、いっぺんに明らかになるが、検察庁に期待する。安倍総理が辞任した途端、桜を見る会に招待されたジャパンライフの山口隆祥元会長ら十数名を詐欺容疑で逮捕。この不自然な偶然が気になる。

安倍政治の継続

 菅総理大臣が誕生した。目指す社会像として「自助・共助・公助。そして絆」をあげた。早い話が「自己責任」でやれだ。安倍のミックスで、トリプルダウンで富めるものから何もしたたり落ちずに、貧しいものはますます貧しくなった。コロナ現象で、それはもっと明らかになった。新自由主義の延長である。国民は、そろそろ目を覚まさなければならない。

教育現場も厳しい

 教育の世界でも、それは行われている。道徳の教科化が2018年から、実施している。今学校現場は、コロナで、大変な忙しさである。
 教科書から「作文」の字が消え20年たった。1年の最後の単元に心に残ったできごとを書くページのある、教科書もある。子供たちから、文章を書く機会を剥奪された子供たち。今や、日記指導をする教師も皆無に近い。半年間、コロナのためにサークルがお休みだった。今年行うはずだった日本作文の会(長野大会)も来年に順延になった。豊島作文の会と同じように、どこのサークルも新しい仲間が入らず、厳しい。

◆今年度も例会の場所が確保された。この1年間の間に豊島区内の現職の人を、何とか確保し、来年度へのことも考えながら人数を増やしたい。

2020年度 豊島作文の会 年間指導計画  名前敬称略

例会回数 月日(曜日)と内容 提案者 司会 544回
9/20(日)19年度反省・まとめ 工藤 哲
会計報告 名簿作成 榎本典子
19年度方針と計画 鈴木由紀
駒込地域文化創造館(以下駒込と略す)榎本 豊
545回 10/18〈日〉南大塚・和室
546回11/
546回 12/
547回1/
548回 2/
549回 3/
550回4/
551回5/  
今年度の役割など
1.組織 代表 工藤 哲   会報 工藤 哲
(昨年度) 会計   榎本典子   名簿作成   鈴木由紀
東作協  桐山久吉 榎本豊 庶務 片桐弘子
2.会費 年間 3000円とする。1回出席は、300円とする。
3.今年度の会員
桐山久吉  片桐弘子  田中定幸  工藤 哲  伊藤早苗
寺木紹子  鈴木由紀  神山典士 日色 章  曽我侑加
榎本 典子 榎本 豊 (文責・榎本 豊)

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