子どもたちの文章表現指導を誰にでも出来る一般化理論の構築・えのさんの綴り方日記

6月11日(土)宮坂さんの歌

6月11日(土)宮坂さんの歌

 本日、宮坂さんも会員だった「墨田の組合の執行部のOB会」に参加した、その中のメンバーの岩井春子さんからの報告があった。特に親しかったメンバー6人で、長野の宮坂さんが、晩年建てた家に、お線香を上げに行ったときに、仏壇のそばになくなるまでに詠われた短歌が並べられてあったのを、写真に撮って、印刷して持ってきてくれたものである。晩年慣れない短歌に興味を持たれて、時々詠んでいたようだ。2014年からだから、亡くなる3年ほど前から、始められたようだ。その中の1首は、私の胸に突き刺さった。「指先にごっそりカラム我が頭髪 梳いても梳いても流水のごと」おそらく、放射線治療で、髪の毛が抜けてきたのだろう。最後の歌だろうか、「願わくば如月ゆるむその朝に 眠ったままでさようならを」自分の命が、そろそろと感じてきたのだろうか。
「三十七年間 ひら(教師)をとおす 少しはましな教師であったか」
 宮坂さん、ましなどころか、あなたは日本一の教師の中の教師だった。この間、あなたの最後の教え子さんの保護者の方達が集まり、あなたをしのぶ会を開いてくれた。堤時代の教員仲間も、数人参加した。一人ずつ、あなたの思い出を語り合った。皆さん、強烈な思い出を語り合った。保護者の方々も、あなたとの思い出の写真などを持参して、胸を詰まらせながら、語って下さった保護者の方もおられた。あのやんちゃな子どもたちが、「宮坂には、もう一度会いたかった」と、言っているとのこと。その話だけ聞いただけで、あなたは、日本一の教師だった。ご冥福を心より祈る。

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