子どもたちの文章表現指導を誰にでも出来る一般化理論の構築・えのさんの綴り方日記

6月24日(月)沖縄慰霊の日

6月24日(月)沖縄慰霊の日

 昨日は、沖縄慰霊の日であった。ラジオの中継を聞きながら、一番感動したのは、仲井真知事の演説でもなく、ましてや安倍首相の演説でもない。沖縄県与那国島で暮らす小学校1年生の安里有生君が読んだ「へいわってすてきだね」の詩を読んでいるときであった。小学校1年生だから、入学してひらがなを覚えている最中である。

 「へいわってすてきだね」
                    与那国町立久部良小1年 安里有生

へいわってなにかな。
ぼくは、かんがえたよ。
おともだちとなかよし。
かぞくがげんき。
えがおであそぶ。
ねこがわらう。
おなかがいっぱい。
やぎがのんびりあるいてる。
けんかしてもすぐなかなおり。
ちょうめいそうがたくさんはえ、
よなぐにうまが、ヒヒーンとなく。
みなとには、フェリーがとまっていて、
うみには、かめやかじきがおよいでいる。
やさしいこころがにじになる。
へいわっていいね。
みんなのこころから、
へいわがうまれるんだね。

せんそうは、おそろしい
「ドドーン、ドカーン」
ばくだんがおちてくるこわいおと。
おなかがすいて、くるしむこども。
かぞくがしんでしまってなくひとたち。

ああ、ぼくは、へいわなときにうまれてよかったよ。
このへいわが、ずっとつづいてほしい。
みんなのえがおがずっと、つづいてほしい。

へいわなかぞく、
へいわながっこう、
へいわなよなぐにじま、
へいわなおきなわ、
へいわなせかい、
へいわってすてきだね。

これからも、ずっとへいわがつづくように
ぼくも、ぼくのできることからがんばるよ。



ユーチューブに、沖縄慰霊の日の式典の中で、安里君がこの詩を朗読している映像があったので、ぜひ、ご覧を!




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