子どもたちの文章表現指導を誰にでも出来る一般化理論の構築・えのさんの綴り方日記

7月10日(火)貴重なビデオを見て

7月10日(火)貴重なビデオを見て

「『悪魔の医師』か『赤ひげ』か」

 鈴木健治さんから、NHKのETVで2018年7月7日(土)放映された「『悪魔の医師』か『赤ひげ』か」と言う腎臓移植に関するDVDが送られてきた。私は、それを見ていなかったので、さっそくパソコンで見ていた。NHKなので、途中でCMもなく一挙に見ることが出来た。人工透析をやっている私のことを気にかけて、わざわざこのようにダビングまでしてくれて、送ってくれる彼の優しさが本当に嬉しい。2006年宇和島の万波(まんなみ)先生が行った「病気(修復)腎移植」という医療のあり方に、大きな問題が起きた。ましてや、万波先生は、ガンなどに冒された腎臓のがん細胞を取り除いて移植手術するのだから、当時の日本の医学界では理解できないものだった。当時は、移植そのものが、日本では国民に理解もされず、ましてや医学界でも消極的であった。週刊誌も含めて、万波先生は、袋だたきに遭ってしまった。 

移植の考えが変化

 しかし、アメリカ・ヨーロッパの医学界では、移植そのものが、かなり広まって理解されていた。今では、ガンなどの病気でおかされた腎臓を、きれいにがん細胞を取り除いて、患者に移植しているのは、アメリカ・ヨーロッパでは、当たり前に行われてきている。あれから12年経ち、万波先生の腎臓移植は、それほどの批判もあびずに、むしろ手術をした人たちからは、大変感謝されている。

人工透析で、限界の人だけ取り上げ

 この映像では、人工透析をしている人たちは、終わった後、だるくて、ぐったりして、その日は何も出来ないで横になっていたり、体中がかゆくてこまる人がいたり、長いことやっている人は、針を刺すところの血管が、ボロボロになってしまっている患者などが出てきた。私が、今通っている病院の患者さんに、そのことを聞いたことがある。かゆみを持つ人は、結構いるようだ。終わった後は、家で静かに横になっているという人も何人かいた。しかし、半分くらいの人は、私と同じように、家に戻ってからは、普通に生活している人も、かなりいた。全部の人に聞いているわけではないので、どのくらいの割合かは、わからない。

医者から言われていること

 医者からは、「その日は。シャワーを浴びるくらいにして。」次の日に良く洗うようにと言われたりしている。私は、最初は、何でもなかったので、普通に風呂に入ったりしていた。しかし、「その日に2カ所の針を刺したところから、ばい菌が入ったりすると大変だ。」と他の患者さんから言われて、今では、次の日の朝風呂に入ることにしている。朝の食事前に、風呂に入って、十分体を洗い、湯船に入ってから、朝の食事の用意をしている。だから、今朝も4時50分に起きて、新聞を取りに行ったら、風呂場に直行している。

めざましのあとにきなこ登場 

 目覚ましが鳴ると、最初に、ネコのきなこが、私の寝室のドアを開けて布団に入ってくる。それから、私のおなかあたりに乗っかり、前足で「踏み踏み」をしてくる。これは、お母さんのおっぱいを手で踏み踏みするのが習性になっている。なぜ私のところに来てするかは、私がほとんどきなこの朝ご飯や夕ご飯、ときにはお昼のおやつなどもあげているので、妻や娘の所には行かない。すぐに起きないと、顔をすり寄せてきて、「ごはん」と聞こえるようになくからかわいい。そんなことを、少し楽しみながら、朝は起きて仕事に取りかかるようにしている。

我が家の場合

 あのテレビでは、人工透析に苦しんでいる人が、腎臓移植をして成功した例を取り上げていた。しかし、確率の問題として、まず、移植をしてもらえる人は、妻か娘である。幸い、今のところ、苦しんでいる様子もないし、かゆみもそれほどないし、だるさもほとんどない。そんなことで、移植の話は、我が家では出てこない。

最新式の機械オンライン

 血液透析療法は、機械に血液を通し、血液中の老廃物や不要な水分を除去し、血液をきれいにする方法です。しかし、私の透析の機械は、オンラインシステムで行われている。ネットで、「人工透析・オンライン」で検索すると、たくさん出てくる。これは、たまたま最初に通院した病院が、15人くらいのベット数だったが、すべてオンラインの機械が入っていた。その機械と、従来のものとの違いは、最初わからなかった。色々聞いたり調べたりしているうちに、やはり最新の機械であると言うことがわかってきた。最近では、従来の血液透析よりも毒素の除去効率が良いとされている「血液透析濾過(HDF)」という方法も広まってきた。わが国ではHDF治療、特に2012年に保険適用となった。透析液を清浄化して補充液とする「オンラインHDF」が普及してきている。この治療は欧州でもおこなわれており、通常の血液透析に比べて生命予後を改善する可能性がある。それまでは、重症の患者のみに使われていたらしいのだが、今では、血圧が急に下がらなければ、希望すればその機械を使用することが出来る。しかし、特殊なきれいなお水を、普通の透析の10倍以上使うこととなどで、割高になる。また、従来のものを使っている病院が多いので、全体の1~2割くらいの病院が使用している。機械そのものも、1台あたり、相当高いので、従来のものを使っている病院が多いのだそうだ。

1回4時間が、やはり厳しい

 たまたま最初の病院が、全部オンラインの透析の機械だったことが、幸運だった。その病院が閉鎖されて、同じ系列の病院に転院するときに、必ずこの機械を使ってほしいと、交渉して、今の病院でも、それを使っている。色々調べてみると、現在の病院は、40人くらいの機会があるが、オンラインは、10台くらいである。患者の中には、オンラインという言葉も知らない人がほとんどである。
 私は、今のところ、このオンラインの機械が私の体に良くあっている。しかし、年月を経るにしたがって、色々なことが起きてくることが予想される。それは、その時、その時に考えることにしたい。月水金の1日おき、1回4時間と言うことは、しばらく続くであろう。今のところ、その時間は、本を読んだり、新聞を読んだりしている。ノーベル賞の山中教授のIPS細胞が、腎臓にまで広がることを夢見ている。
 鈴木健治さん、貴重なDVDありがとう。

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